南会津森林組合は、福島県南会津町を事業区域とし、森林整備や木材の素材生産などを担っている森林所有者の協同組織です。山林の間伐や下刈りなどについて相談したい森林所有者だけでなく、林業の仕事を探している人にとっても関わりの深い組織です。本所・田島支所のほか、伊南支所と舘岩支所があり、相談内容や地域によって窓口を確認できます。この記事では、現在確認できる所在地や電話番号、具体的な事業内容、山林を所有している人が相談するときのポイント、各支所の違い、求人情報、会津森林管理署南会津支署との違いまでまとめて解説します。
南会津森林組合の基本情報と最初に知っておきたいこと
最初に押さえておきたいのは、南会津森林組合は南会津町役場や国の森林管理署ではなく、森林所有者を中心に組織された森林組合だという点です。事業区域は南会津町で、森林整備、素材生産、作業道の開設など林業全般を担っています。本所の現在の所在地は南会津町田島字宮本東33番地1です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 南会津森林組合 |
| 事業区域 | 福島県南会津町 |
| 代表理事組合長 | 河原田信弘 |
| 主な事業 | 造林、森林整備、素材生産、作業道開設など林業全般 |
| 本所所在地 | 福島県南会津郡南会津町田島字宮本東33番地1 |
| 本所電話番号 | 0241-64-5071 |
| 本所ファクス番号 | 0241-64-5072 |
| 伊南支所 | 南会津町小塩字上ミ原80番地、電話0241-76-2103 |
| 舘岩支所 | 南会津町松戸原51番地、電話0241-78-2006 |
| 設立 | 2015年3月に3つの森林組合が合併 |
| 窓口時間 | 森林組合の窓口時間として明確に公開確認できる情報が限られるため、訪問前の電話確認がおすすめ |
特に注意したいのが所在地です。古い案内ページなどには以前の「南会津町針生字下宮238」という住所が残っている場合がありますが、現在確認できる本所所在地は「南会津町田島字宮本東33番地1」です。初めて訪れる場合は、古い検索結果だけで判断せず現在地を確認してから向かうと安心です。
森林所有者がつくる協同組織で町役場とは役割が違う
森林組合を簡単にいうと、森林所有者が協力して森林を適切に管理し、林業を続けやすくするための協同組織です。森林組合法に基づく組織で、森林所有者から依頼を受けて植林、下刈り、除伐、間伐などを行うほか、木を伐採して搬出する素材生産などにも携わります。そのため「所有している山をどう管理したらよいか分からない」「間伐を考えている」「木を伐って販売できるのか相談したい」といった場面では、候補になる相談先です。
一方、行政手続きや補助制度そのものを担当する町役場とは役割が異なります。また、国有林を管理する会津森林管理署南会津支署とも別の組織です。「森林」と付く組織が複数あるため分かりにくいのですが、自分が所有する民有林の施業や管理について相談したい場合と、国有林について問い合わせたい場合では窓口が変わります。
南会津森林組合の事業区域は南会津町です。南会津郡という名称から、下郷町や只見町まで同じ森林組合が担当していると思うかもしれませんが、下郷町には下郷町森林組合、只見町には只見町森林組合があります。山林の所在地を確認したうえで相談先を選ぶことが重要です。
本所・田島支所、伊南支所、舘岩支所の3拠点を確認できる
現在確認できる主な拠点は、本所・田島支所、伊南支所、舘岩支所です。本所と田島支所は南会津町田島字宮本東33番地1にあり、電話番号は0241-64-5071です。伊南支所は南会津町小塩字上ミ原80番地で電話番号0241-76-2103、舘岩支所は南会津町松戸原51番地で電話番号0241-78-2006となっています。
| 窓口 | 所在地 | 電話番号 | ファクス |
|---|---|---|---|
| 本所・田島支所 | 南会津町田島字宮本東33番地1 | 0241-64-5071 | 0241-64-5072 |
| 伊南支所 | 南会津町小塩字上ミ原80番地 | 0241-76-2103 | 0241-76-2197 |
| 舘岩支所 | 南会津町松戸原51番地 | 0241-78-2006 | 0241-78-2009 |
山林の所在地によって担当が分かれる可能性があるため、どの支所へ連絡すればよいか分からない場合は、本所へ問い合わせて相談内容と山林の場所を伝える方法が分かりやすいでしょう。特に南郷地区など、支所名だけでは担当窓口を判断しにくい地域については、自己判断せず確認するのが確実です。
本所は「きとね」と同じ住所にあり古い住所情報には注意したい
本所の現在地を探すときの目印になるのが、みなみあいづ森と木の情報・活動ステーション「きとね」です。きとねの住所も南会津町田島字宮本東33番地1で、南会津森林組合は同施設の指定管理者にもなっています。森林・林業・木材産業に関する情報や木製玩具などに触れられる施設で、地域の森林・林産業をつなぐ拠点として整備されています。
ただし、きとねの施設利用時間と森林組合の事務窓口時間を同じものと考えない方がよいでしょう。きとね自体には午前9時から午後5時までという開館案内がありますが、森林組合への山林相談や業務相談を受け付ける時間が必ず同一とは限りません。森林組合を訪問する目的なら、0241-64-5071へ事前に連絡して担当者の在席や訪問時間を確認するのが確実です。
また、インターネット上には移転前の住所が残ったページもあります。検索結果によって「針生字下宮238」と「田島字宮本東33番地1」が混在する可能性がありますが、現在の法人情報、森林組合関係の案内、求人情報などでは宮本東33番地1が確認できます。カーナビへ入力するときも新しい住所を使用するとよいでしょう。
森林整備から木材生産までどんな仕事をしているのか
南会津森林組合の中心的な仕事は、森林を育てる「造林」と、森林から木材を生産する「素材生産」です。単に木を伐採するだけではなく、植栽、下刈り、除伐、間伐、伐採した木の集積・搬出、作業道づくりまで森林の成長段階に応じた幅広い作業を行っています。
植栽・下刈り・除伐・間伐など森林を育てる作業を行う
森林は苗木を植えればそのまま木材になるわけではありません。植えたばかりの時期には周囲の草木に負けないよう下刈りを行い、成長に合わせて不要な木や成長を妨げる木を除く除伐、木の混み具合を調整する間伐などが必要になります。南会津森林組合では、こうした森林整備が主要な業務として確認されています。
間伐は、木をただ減らす作業ではありません。森林内に適切な空間をつくり、残す木の成長を促しながら森林を健全な状態へ導く作業です。実際に南会津森林組合は、福島県が発注する保安林の間伐などの森林整備業務も受注しており、地域の森林整備を実際に担う林業事業体として活動しています。
所有している山について「何十年も手を入れていない」「木が密集しているように見える」という場合でも、すぐ伐採すべきとは限りません。樹種、林齢、密度、斜面、搬出条件、将来の利用方法などで必要な作業が変わるため、まず山林の場所や現状を伝え、どのような施業が適切か相談することが出発点になります。
- 苗木を植える植栽
- 苗木周辺の草を刈る下刈り
- 成長を妨げる木などを取り除く除伐
- 森林の密度を調整する間伐
- 木材利用を目的とした伐採
- 伐採木の集積や搬出
所有林で具体的に何が必要なのか分からなくても、最初から作業名を決めて相談する必要はありません。「山を所有しているが管理方法が分からない」という段階から、所在地などを整理して問い合わせるとよいでしょう。
伐採した木を集積・搬出する素材生産も重要な事業
もう一つの主要業務が素材生産です。林業でいう「素材」とは、森林から伐採して生産される丸太などを指します。南会津森林組合の業務には、チェーンソーによる伐採だけでなく、高性能林業機械を使用した伐採木の集積や搬出も含まれています。山の中で伐った木を利用可能な木材として外へ出すところまでが重要な仕事です。
木を伐れば必ず利益が出る、と考えるのは早計です。木材の量や品質だけでなく、山の傾斜、林道からの距離、作業道をつくれるか、機械が入れるか、搬出距離などによって必要な作業と費用が大きく変わります。立派な木が生えていても搬出条件が悪ければコストが高くなることがあり、逆にまとまった面積で作業しやすい森林なら効率化しやすくなります。
そのため、所有林の伐採や木材販売を考えている場合は「木が売れるか」だけを尋ねるより、森林の所在地、面積、樹種、林齢が分かる資料などを準備し、伐採から搬出まで含めて相談する方が現実的です。現地確認が必要になる場合もあるため、電話だけで最終的な費用や収支を判断できるとは限りません。
作業道の開設や林業関係の道具販売も事業に含まれる
林業では、森林の中へ人や機械を安全かつ効率的に入れるための作業道が重要です。南会津森林組合の現場業務には作業道の開設も含まれており、伐採、集積、搬出を効率化する基盤づくりまで担当しています。山林の価値を考える際は立木だけを見るのではなく、道路条件や搬出経路も重要な判断材料になります。
また、公開されている事業内容には造林業、林産業に加えて林業関係の道具販売も記載されています。ただし、一般向けに常時どのような商品を在庫し、どの価格で販売しているかまでまとまった商品一覧は確認できません。チェーンソー用品、林業資材など特定の商品を探している場合は、来所前に各支所へ取り扱いの有無を問い合わせる方が確実です。
南会津森林組合を一般的な「木材販売店」や「ホームセンター」と同じ感覚で利用するのではなく、地域の森林整備と林業を担う組織と理解すると役割が分かりやすくなります。目的が木材の購入なのか、所有林の整備なのか、林業資材なのかを最初に伝えると、相談先を判断してもらいやすくなります。
所有している山林を相談するときの流れと確認ポイント
山林の整備や伐採を依頼したい場合、最初に必要なのは「何を頼むかを完全に決めること」ではなく、「どこの山について何に困っているのか」を整理することです。森林の状態によって必要な施業や費用は変わるため、所在地や所有状況が分かる資料を用意して相談すると話が進みやすくなります。
山林の所在地・地番・面積が分かる資料を用意すると相談しやすい
森林組合へ相談する前に、山林がどこにあるか確認しておきましょう。「南会津町に山がある」というだけでは場所を特定できないため、字名や地番、分かれば面積などを用意しておくと相談がスムーズです。登記関係の書類、固定資産関係の資料、森林の位置が分かる図面など、手元にあるものを整理しておくと役立ちます。
必ずすべての資料を最初から揃えなければ相談できないという意味ではありません。相続したばかりで山の位置が正確に分からないケースや、親から引き継いだものの管理状況を把握していないケースもあります。その場合は「分からない」という状況そのものを伝え、どの資料を確認すればよいか聞いてみる方法があります。
相談時には、森林で何をしたいのかも伝えます。例えば「危険そうな木を伐りたい」「間伐したい」「木材として販売できるか知りたい」「今後も山を維持したい」では、検討する作業が異なります。住宅敷地内の庭木を1本切る依頼と、大面積の山林施業では性質が異なるため、対象が山林なのか住宅周辺なのかも最初に説明するとよいでしょう。
- 山林の字名や地番
- おおよその面積
- 所有者名義が分かる情報
- 山の場所が分かる図面や地図
- スギ、カラマツ、広葉樹など分かる範囲の樹種
- 最後に整備した時期が分かればその情報
- 間伐、伐採、売却検討など今回相談したい目的
これらは相談を効率化するための準備項目です。実際にどの資料が必要になるかは依頼内容によって異なるため、正式な手続きを進める際は担当者の案内に従ってください。
費用は一律ではなく現場条件を見て判断する
「間伐するといくらかかるのか」「山の木を伐ってもらうといくらなのか」と料金を知りたい人も多いでしょう。しかし、南会津森林組合の森林施業について、一般利用者向けに一律の料金表として判断できる情報は確認できません。林業の作業費は、面積だけでなく地形や木の状態、搬出条件などによって大きく変わるためです。
同じ1ヘクタールの森林でも、林道の近くで機械が入りやすい場所と、急斜面で搬出距離が長い場所では作業効率が違います。下刈りなのか間伐なのか主伐なのかによっても必要な人員と機械が変わります。木材を販売できる場合でも、売上だけでなく伐採費、集材費、運搬費などを考える必要があり、「立木価格=所有者に残る金額」とは限りません。
| 確認項目 | 費用や施業に影響しやすい内容 |
|---|---|
| 森林面積 | 作業量や機械使用量に影響 |
| 地形 | 傾斜や足場によって作業効率が変わる |
| 樹種・林齢 | 必要な施業や木材利用の可能性が異なる |
| 森林の密度 | 間伐本数などに影響 |
| 道路条件 | 林業機械や運搬車両が入れるかが重要 |
| 搬出距離 | 木材を山から運び出すコストに影響 |
| 施業内容 | 植栽、下刈り、間伐、主伐などで異なる |
森林整備には条件によって公的な支援制度が関係することもありますが、対象事業や条件は年度などで変わります。「補助が使えるはず」と最初から前提にせず、森林組合と南会津町の担当窓口の双方で最新条件を確認するのが安全です。
見積もりだけでなく伐採後をどうするかまで考えておく
森林を所有している人が特に意識したいのは、木を伐ることを最終目的にしないことです。主伐を行う場合は、その後の森林をどう更新するのかまで考える必要があります。再び苗木を植えるのか、どのような森林にしていくのかによって長期的な管理計画が変わります。
間伐についても同じで、1回作業すれば将来ずっと管理不要になるわけではありません。森林の成長に合わせて継続的な管理が必要になることがあります。相続した森林を今後も所有する予定なのか、木材生産を続けたいのか、管理負担を減らしたいのかなど、自分の考えを伝えることで相談内容も具体化しやすくなります。
初回相談では、すべてを決定する必要はありません。「今後どうすればよいか分からない」という相談でも構いませんが、現地調査や見積もりを依頼する段階では、対象範囲や所有関係の確認が重要になります。共有名義や相続手続き途中の森林では、作業を進めるために追加確認が必要になる場合があるため、名義関係も早めに整理しておくとよいでしょう。
本所・伊南支所・舘岩支所のアクセスと利用時の注意点

南会津町は面積が広いため、森林組合も複数の拠点を設けています。田島地域には本所・田島支所、伊南地域には伊南支所、舘岩地域には舘岩支所があります。担当が分からない場合は本所へ連絡し、山林の所在地を伝えて適切な窓口を確認する方法が分かりやすいでしょう。
本所・田島支所は会津田島駅から徒歩圏内
本所・田島支所は、南会津町田島字宮本東33番地1にあります。求人情報では最寄りの会津田島駅から徒歩約5分と案内されており、田島地区では公共交通機関でも比較的アクセスしやすい拠点です。現在の本所は「きとね」と同じ住所なので、初めて訪問する場合はきとねを目印の一つにできます。
電話番号は0241-64-5071、ファクス番号は0241-64-5072です。山林の担当地区が分からない場合、森林組合そのものについて問い合わせたい場合、どの支所へ連絡すべきか迷う場合には、まず本所へ相談するとよいでしょう。
一方で、検索エンジンや古い施設一覧では移転前の住所が表示されることがあります。南会津町針生字下宮238ではなく、現在案内されている田島字宮本東33番地1を確認してください。特に以前利用したことがある人は、昔と場所が異なる可能性があるので注意が必要です。
伊南支所は小塩字上ミ原、舘岩支所は松戸原にある
伊南支所は〒967-0506南会津町小塩字上ミ原80番地にあり、電話番号は0241-76-2103です。ファクス番号は0241-76-2197となっています。伊南方面の山林について相談する場合は候補となる窓口ですが、具体的な担当区域について不明な場合は事前に電話で確認してください。
舘岩支所は〒967-0304南会津町松戸原51番地にあり、電話番号0241-78-2006、ファクス番号0241-78-2009です。林業の現場業務だけでなく、公開求人では田代山・帝釈山の登山道巡視や整備に関する仕事が募集された実績も確認でき、舘岩地域の山岳環境に関わる業務にも携わっています。
南会津町は山間部が広く、同じ町内でも拠点間の距離があります。「南会津森林組合だからどの支所でも同じ」と考えていきなり訪問するより、所有林の所在地を伝えて担当窓口を確認した方が効率的です。特に現場担当者が外出している場合も考えられるため、相談目的での訪問は事前連絡をおすすめします。
営業時間や駐車場は訪問目的に合わせて事前確認したい
森林組合の窓口利用については、一般店舗のように統一された営業時間や来客用駐車場情報が詳しく公開されているわけではありません。求人情報では勤務時間として午前8時から午後4時30分などが確認できますが、これは職員の就業時間であり、そのまま一般相談の受付時間を意味するものではありません。
また、本所と同じ場所にある「きとね」は午前9時から午後5時までの開館案内がありますが、これも森林組合の相談受付時間とは分けて考える必要があります。森林施業の相談、見積もり、求人応募、資材についての問い合わせなど目的によって担当者も異なるため、訪問前に電話連絡するのが確実です。
- 訪問したい日時を伝える
- 山林相談なら所在地や地番を伝える
- 担当支所が合っているか確認する
- 持参すべき資料があるか聞く
- 車で訪問する場合は駐車場所を確認する
- 求人目的なら現在募集中の職種を確認する
森林に関する相談では担当者が現場へ出ていることも考えられます。遠方から訪問する場合ほど、電話一本で担当者の在席と必要資料を確認しておくメリットが大きいでしょう。
求人情報から分かる仕事内容と林業未経験者が確認したいこと
南会津森林組合を「働く場所」として検索している人もいるでしょう。2026年には田島支所や舘岩支所で技術専門員などの求人が確認されており、森林整備や素材生産に直接携わる人材を募集しています。未経験者を対象に含む求人もありますが、屋外で行う林業ならではの仕事内容を理解して応募することが大切です。
技術専門員は間伐・下刈り・集材・搬出などを担当する
技術専門員の主な仕事として確認できるのは、チェーンソーを使った間伐や伐採、刈払機による下刈り・除伐、高性能林業機械による伐採木の集積・搬出、作業道の開設などです。デスクワーク中心の仕事ではなく、森林の現場で木を育て、伐り、運び出す実務が中心になります。
2026年7月に受け付けられた田島支所の技術専門員求人では、正社員、経験不問、学歴不問として募集され、月額換算193,500円から313,900円、基本の就業時間は午前8時から午後4時30分と案内されていました。普通自動車運転免許は必須で、AT限定可とされています。求人条件は募集時期によって変更されるため、応募時には最新の求人票を確認してください。
| 確認項目 | 2026年に確認できる技術専門員求人の例 |
|---|---|
| 雇用形態 | 正社員 |
| 仕事内容 | 間伐、伐採、下刈り、除伐、集積、搬出、作業道開設など |
| 経験 | 経験不問の募集あり |
| 学歴 | 不問の募集あり |
| 必要免許 | 普通自動車運転免許 |
| 賃金例 | 月額換算193,500円~313,900円 |
| 基本就業時間例 | 8時00分~16時30分 |
| 年間休日数例 | 107日 |
| 資格 | 林業関連資格の取得支援が案内された求人あり |
表は2026年に公開された求人の一例であり、南会津森林組合の全職種に共通する固定条件ではありません。賃金、採用人数、勤務時間、休日、募集の有無は変更されるため、応募する時点の情報を基準に判断してください。
未経験でも応募できる求人があるが林業の仕事内容は理解しておきたい
公開された求人では、経験者が指導しながら作業を行うことや、林業関連資格について資格取得制度があることが案内されています。そのため「林業の仕事に興味はあるがチェーンソーを仕事で使ったことがない」という人にも応募の入口があります。実際に福島県の林業就業情報でも、未経験者を含めた人材確保が案内されています。
ただし、「未経験可」は仕事が簡単という意味ではありません。林業は斜面や森林内で作業することが多く、刃物や大型機械を使用します。季節や天候によって現場環境も変化します。体を動かす仕事に抵抗がないか、安全ルールを守れるか、屋外作業を継続できるかは応募前に考えておきたいポイントです。
田島支所の求人では現場見学を随時受け付ける旨も案内された例があります。実際の林業を見たことがない人なら、求人票の文章だけで判断するより、可能であれば現場見学の可否を確認する価値があります。仕事内容、使用する機械、職場の雰囲気、通勤方法などを確認してから応募すれば、入職後のイメージとのずれを減らしやすくなります。
現場作業以外に事務・現場管理や山岳巡視の募集例もある
南会津森林組合の求人は、チェーンソーを使う技術専門員だけではありません。舘岩支所では、技術専門員との業務打ち合わせ、施業地の測量や写真撮影、現場管理、事業の取りまとめなどを担当する臨時事務職員が募集された例があります。林業事業には現場作業員だけでなく、測量、写真管理、書類作成などを担当する人材も必要になるためです。
さらに、舘岩支所では田代山・帝釈山の登山道巡視、刈払い、山頂休憩所などの整備を行う巡視員の求人が掲載された例もあります。これは南会津という山岳地域ならではの仕事の一つといえます。募集職種は時期によって大きく変わるため、「南会津森林組合で働きたい」と考えている場合は一つの職種だけでなく、現在出ている求人全体を確認するとよいでしょう。
なお、過去に掲載された求人が検索結果へ残る場合があります。紹介期限を過ぎた求人を現在も募集中だと思い込まないよう、受付年月日と紹介期限日を必ず確認してください。ハローワークに掲載されている場合は最新求人を確認し、不明点があれば田島支所、伊南支所、舘岩支所へ問い合わせる方法があります。
森林管理署や町役場との違いを知って相談先を選ぶ

南会津森林組合について最も間違えやすいのが、会津森林管理署南会津支署や南会津町役場との違いです。名前はいずれも森林に関係しますが、役割は同じではありません。自分が所有する山の施業相談なのか、国有林についての問い合わせなのか、行政制度について聞きたいのかで窓口を選びましょう。
会津森林管理署南会津支署は国有林を管理する国の機関
会津森林管理署南会津支署は林野庁関東森林管理局の組織で、所在地は南会津町山口字村上867です。南会津森林組合とは名前が似ていますが、森林所有者の協同組合ではありません。国有林の管理などを担う国の行政機関です。
例えば、自分が所有している南会津町内の民有林について「間伐を依頼したい」「木材を搬出したい」と相談する場合と、国有林に関する問い合わせでは窓口が違います。「南会津の森林だから南会津支署」と判断するのではなく、森林の所有形態と相談内容を確認する必要があります。
| 組織 | 主な役割 | 相談例 |
|---|---|---|
| 南会津森林組合 | 森林所有者の協同組織、森林整備や素材生産 | 所有林の間伐、伐採、森林整備など |
| 会津森林管理署南会津支署 | 林野庁の組織として国有林を管理 | 国有林に関する問い合わせなど |
| 南会津町 | 自治体として林業行政や制度を担当 | 町の森林施策、行政制度、各種手続きなど |
どこに相談すべきか分からない場合でも、所有森林について具体的な施業を検討しているのであれば、まず森林組合に相談し、行政手続きについては町へ確認するという分け方が理解しやすいでしょう。
下郷町や只見町の森林なら別の森林組合が窓口になる
「南会津」という言葉は南会津町だけでなく南会津郡や南会津地方を指す場合もあるため、森林組合の名称だけでは担当範囲を誤解しやすくなります。南会津森林組合の事業区域として確認されているのは南会津町です。下郷町には下郷町森林組合、只見町には只見町森林組合があります。
したがって、所有林が南会津郡にあるというだけで南会津森林組合へ依頼先を決めるのではなく、市町村名まで確認してください。特に相続によって複数の地域に山林を所有するようになった場合、山ごとに相談先が異なる可能性があります。
山林の所在地がよく分からない場合は、固定資産関係の資料や登記情報などで市町村名と地番を確認します。「昔から家の山と聞いている」という情報だけでは対象地を特定しにくいため、施業相談へ進む前に所有森林を整理することが重要です。
森林所有者・林業就職希望者・施設利用者で問い合わせ先を分ける
南会津森林組合を検索する人の目的は一つではありません。山を所有している人、林業で働きたい人、きとねを利用したい人、林業用品について聞きたい人などが考えられます。同じ住所でも、目的によって問い合わせ先が異なる点に注意してください。
- 南会津町内の所有林を整備したい人は森林組合へ相談
- 田島・伊南・舘岩のどの支所か分からない場合は本所へ確認
- 林業求人を探す人は最新のハローワーク求人と各支所を確認
- 国有林については会津森林管理署南会津支署へ確認
- 町の制度や行政手続きについては南会津町の担当課へ確認
- きとねの施設利用についてはきとねの管理事務室へ確認
特に本所ときとねは同じ住所にあるため、電話番号を取り違えないよう注意しましょう。森林組合本所は0241-64-5071、きとねの施設利用窓口は0241-64-5570です。森林整備の相談であれば森林組合、会議室や施設利用についてはきとねというように目的で使い分けるとスムーズです。
南会津森林組合は、森林所有者だけでなく地域の林業を支える現場の担い手でもあります。福島県が発注する間伐業務を受注する一方、きとねの指定管理者として森林や木材に触れる地域拠点にも関わっています。「山を整備する組織」だけではなく、木材生産、担い手育成、森林・林業との接点づくりまで地域内で幅広い役割を担っていると理解すると全体像がつかみやすいでしょう。
まとめ
南会津森林組合は、南会津町を事業区域として造林、間伐、素材生産、伐採木の集積・搬出、作業道開設などを行う森林所有者の協同組織です。本所・田島支所は南会津町田島字宮本東33番地1、伊南支所は小塩字上ミ原80番地、舘岩支所は松戸原51番地にあります。古い住所情報が残っている場合があるため訪問時は現在地を確認しましょう。所有林の相談では所在地や地番、面積などを整理し、費用は一律料金ではなく現場条件を踏まえて確認することが重要です。林業求人も行われているため、就職目的なら募集時点の最新求人を確認してください。


