福島県岩瀬郡天栄村の羽鳥湖観光|周辺スポットと立ち寄り先を紹介

観光・おでかけ

福島県岩瀬郡天栄村は、福島県南部に位置し、東部の田園地帯と西部の羽鳥湖高原・山岳地帯という二つの異なる表情を持つ村です。初めて訪れるなら、羽鳥湖、ブリティッシュヒルズ、二岐温泉を中心に、道の駅や特産品を組み合わせると天栄村らしさをつかみやすいでしょう。ただし村域は東西に長く、観光地同士も離れているため、移動は車が便利です。この記事では、天栄村がどこにあるのか、何が有名なのか、観光スポット、温泉、グルメ、道の駅、アクセス、季節ごとの楽しみ方まで、初めて訪れる人が旅行計画を立てられるよう具体的に解説します。

  1. 福島県岩瀬郡天栄村はどんなところ?まず知りたい基本情報
    1. 東部は田園と特産品、西部は湖・温泉・高原が中心
    2. 鳳坂峠を境に気候まで変わるのが天栄村の特徴
    3. 人口約5,000人でも観光の選択肢は幅広い
    4. 初めてなら羽鳥湖高原を軸に考えると分かりやすい
  2. 初めての観光で押さえたい天栄村の定番スポット
    1. 羽鳥湖は天栄村を代表する自然スポット
    2. ブリティッシュヒルズでは中世英国をイメージした空間を楽しめる
    3. 愛犬連れならエンゼルフォレスト白河高原が有力候補
    4. 登山なら標高1,544メートルの二岐山
  3. 温泉・食事・お土産で天栄村らしさを楽しむ
    1. 温泉なら二岐温泉・岩瀬湯本温泉・天栄温泉を比較
    2. 天栄米・ヤーコン・長ねぎが代表的な農産物
    3. 日本酒なら廣戸川と寿々乃井を覚えておきたい
    4. 二つの道の駅は場所と役割が異なる
  4. アクセスとモデルコースは車移動を前提にすると計画しやすい
    1. 東北自動車道からは複数のインターチェンジを選べる
    2. 電車利用では須賀川駅や鏡石駅から路線バスがある
    3. 日帰りなら東部から羽鳥湖高原へ抜けるコースが組みやすい
    4. 1泊なら羽鳥湖高原泊か温泉泊かを先に決める
  5. 季節別の楽しみ方と初めて行くときの注意点
    1. 春は桜と新緑、夏は高原の自然を目的にしやすい
    2. 秋は羽鳥湖周辺と二岐方面の紅葉ドライブに向く
    3. 冬は西部の積雪と路面凍結を前提に準備する
    4. 営業時間・日帰り入浴・道路状況は訪問直前に確認する
  6. まとめ

福島県岩瀬郡天栄村はどんなところ?まず知りたい基本情報

天栄村を理解するポイントは、村の中央付近にある鳳坂峠を境に、東部と西部で地形や気候、楽しみ方が大きく異なることです。東部は役場や農地がある生活圏、西部は羽鳥湖、温泉、山岳、高原リゾートが集まる観光エリアというイメージで考えると分かりやすくなります。

項目 内容
所在地 福島県岩瀬郡天栄村
位置 福島県南部。中通りから会津方面へ東西に長く広がる
人口 5,009人、2,048世帯。2026年9月1日現在の住民基本台帳
地形 東部は田園地帯、西部は羽鳥湖や二岐山などを含む高原・山岳地帯
代表的な観光地 羽鳥湖、ブリティッシュヒルズ、二岐温泉、岩瀬湯本温泉、二岐山
代表的な特産品 天栄米、天栄ヤーコン、天栄長ねぎ、日本酒など
道の駅 道の駅季の里天栄、道の駅羽鳥湖高原
主な移動方法 観光なら自家用車・レンタカーが便利。路線バスも運行

村名だけを見ると小さなエリアを想像しやすいものの、天栄村は観光地が一か所に集中している村ではありません。国道294号沿いの東部と、羽鳥湖・湯本・二岐温泉方面の西部を同じ感覚で考えないことが、旅行計画を立てるうえで重要です。

東部は田園と特産品、西部は湖・温泉・高原が中心

天栄村で最初に覚えておきたいのが「東部と西部では目的が違う」という点です。東部には役場や集落、農地が広がり、天栄米をはじめとした農産物の生産地としての姿が分かりやすく表れています。国道294号沿いの道の駅季の里天栄は、野菜や米、加工品、地酒などをまとめて探したい人に立ち寄りやすい場所です。

一方、西部に向かうと景観は大きく変わります。鳳坂峠を越えた先には羽鳥湖、高原、山林が広がり、さらに進めば岩瀬湯本温泉や二岐温泉など山あいの温泉地があります。ブリティッシュヒルズやエンゼルフォレスト白河高原など、宿泊そのものを目的にできる施設も西側です。

そのため「天栄村を観光する」と一言でいっても、道の駅と農産物を目的に東部を回るのか、羽鳥湖高原で自然を楽しむのか、二岐温泉まで足を延ばすのかで必要な時間が変わります。半日ならエリアを絞り、1日なら東部から西部へ移動するドライブ型の旅程にすると無理がありません。

鳳坂峠を境に気候まで変わるのが天栄村の特徴

村のほぼ中央にある鳳坂峠は、単なる道路上の峠ではなく、天栄村の自然環境を大きく分ける存在です。東部は比較的降雪の少ない太平洋側の気候に近く、釈迦堂川や竜田川沿いに農地が開けています。それに対して西部は日本海側の気候の影響を受け、冬は積雪量が多くなる山岳地域です。

この違いは観光時の服装や運転にも直接関係します。春や秋に東部で過ごしやすくても、羽鳥湖高原まで上がると気温が低く感じることがあります。冬はさらに差が大きく、東部の道路に雪が少なくても、西部では雪や凍結への対策が必要になる場合があります。

特に羽鳥湖や二岐温泉へ向かう場合は、出発地点の天気だけで判断せず、羽鳥湖高原や湯本方面の天候、道路状況を確認してから向かう方が安心です。天栄村では「村内だから同じ気候」と考えないことが重要なポイントです。

人口約5,000人でも観光の選択肢は幅広い

2026年9月1日現在、天栄村の人口は5,009人、世帯数は2,048世帯です。人口規模だけを見れば小さな村ですが、観光では湖、高原、山、温泉、キャンプ、英国文化をテーマにした施設、犬と滞在できるリゾート、道の駅など、目的の異なるスポットがそろっています。

なかでも特徴的なのは、自然だけに偏っていないことです。羽鳥湖や二岐山ではアウトドアを楽しめる一方、ブリティッシュヒルズでは中世英国をイメージした建築や食事、宿泊を楽しめます。二岐温泉や岩瀬湯本温泉では、山あいの温泉地らしい静かな滞在ができます。

そのため、子ども連れ、夫婦旅行、愛犬との旅行、温泉目的、ドライブ、写真撮影、登山などによって選ぶ場所を変えられます。「村だから見る場所が少ない」と考えるより、目的に合わせてエリアを選ぶ方が天栄村では満足度を高めやすいでしょう。

初めてなら羽鳥湖高原を軸に考えると分かりやすい

初めて天栄村を観光する人には、羽鳥湖高原を中心に計画する方法が分かりやすいでしょう。羽鳥湖そのものに加えて、道の駅羽鳥湖高原、ブリティッシュヒルズ、エンゼルフォレスト白河高原などが西部に集まっており、自然、食事、宿泊を組み合わせやすいためです。

温泉を主目的にするなら、その先の岩瀬湯本温泉や二岐温泉まで足を延ばします。逆に短時間の立ち寄りなら、東部の道の駅季の里天栄を目的地にして、農産物や特産品を購入するだけでも天栄村らしさに触れられます。

  • 初めての観光なら羽鳥湖とブリティッシュヒルズ
  • 自然重視なら羽鳥湖、やすらぎ橋、二岐山
  • 温泉重視なら岩瀬湯本温泉、二岐温泉
  • 愛犬との旅行ならエンゼルフォレスト白河高原
  • 買い物中心なら道の駅季の里天栄と道の駅羽鳥湖高原

目的を決めてから行き先を選ぶと、東西に長い村内を行ったり来たりせずに済みます。

初めての観光で押さえたい天栄村の定番スポット

天栄村を観光目的で訪れるなら、羽鳥湖、ブリティッシュヒルズ、エンゼルフォレスト白河高原、温泉地を中心に考えると主要な特徴をつかめます。自然散策から宿泊まで目的が大きく異なるため、全部を回るより旅行のテーマに合わせて2~3か所を選ぶのがおすすめです。

スポット 主な楽しみ方 向いている人
羽鳥湖 湖畔風景、ドライブ、散策、アウトドア 自然を楽しみたい人
ブリティッシュヒルズ 英国風建築、食事、宿泊、異文化体験 建築や非日常感を楽しみたい人
エンゼルフォレスト白河高原 宿泊、温泉、ドッグラン、アウトドア 愛犬連れ、家族旅行
二岐山 登山、山岳風景 登山経験者、自然派
やすらぎ橋 吊り橋、散策、四季の景色 短時間で自然を楽しみたい人

羽鳥湖は天栄村を代表する自然スポット

羽鳥湖は、天栄村を代表する景観の一つで、周囲約16キロメートル、最大水深31.2メートルの人工湖です。もともとは矢吹ヶ原一帯へのかんがいと発電を目的として鶴沼川をせき止めて造られ、現在は湖周辺にキャンプや散策などを楽しめる施設が整備されています。

観光では湖を一周することそのものより、周辺の高原エリアとセットで楽しむのが現実的です。道の駅羽鳥湖高原で休憩し、湖畔ややすらぎ橋を散策した後、ブリティッシュヒルズや宿泊施設へ向かうと移動の流れが作りやすくなります。

特に新緑から秋にかけてはドライブとの相性がよく、山と湖の景色を楽しみたい人に向いています。ただし湖畔周辺は市街地型の観光地ではないため、徒歩だけで複数施設を回ることを前提にせず、車で移動する計画にした方が無理がありません。

ブリティッシュヒルズでは中世英国をイメージした空間を楽しめる

ブリティッシュヒルズは、羽鳥湖高原の標高が高い場所に造られた英国文化をテーマにした施設です。1994年に設けられ、敷地内には中世英国を思わせる建築、宿泊施設、研修施設、庭園、飲食施設などがあります。語学研修施設として知られていますが、一般の観光や宿泊でも利用できます。

天栄村の自然観光とは雰囲気が大きく異なるため、羽鳥湖と組み合わせると一日の中で変化を付けやすいスポットです。建物や庭園を眺めるだけでなく、食事やティータイムなどを目的に予定を組む方法もあります。

ただし、利用できるエリアやプラン、飲食店の営業時間などは日によって変わる可能性があります。特に食事や体験、宿泊を目的にする場合は、当日の営業内容や予約条件を事前に確認しておくと安心です。

愛犬連れならエンゼルフォレスト白河高原が有力候補

愛犬と旅行したい人にとって有力な選択肢がエンゼルフォレスト白河高原です。羽鳥湖高原の広い自然環境を生かした複合リゾートで、ペットと泊まれるコテージやドッグラン、温泉、各種アクティビティーなどが用意されています。

一般的な観光地では犬を連れて入れる場所を一つずつ確認する必要がありますが、ここでは愛犬との滞在そのものを目的にできます。長時間の観光地巡りより、チェックイン後に施設内でゆっくり過ごしたい家族にも向いています。

羽鳥湖周辺と近いことから、チェックイン前後に高原ドライブを加えやすいのも利点です。ただし利用可能な設備、アクティビティー、飲食サービスは季節によって変わることがあるため、宿泊日が決まった段階で利用したい設備を確認しておきましょう。

登山なら標高1,544メートルの二岐山

二岐山は標高1,544メートルで、日本三百名山にも数えられる天栄村を代表する山です。山頂付近からは周囲の山々を見渡せる一方、観光施設を歩く感覚で登れる場所ではありません。登山目的で訪れる場合は、登山装備、天候、登山道の状況を確認したうえで計画する必要があります。

登山と相性がよいのが二岐温泉です。山の麓に温泉宿があるため、登山後に温泉へ入る旅程や、前日に宿泊してから登山する計画を作れます。新緑や紅葉の季節は景色を楽しみやすい一方、山では市街地より天候が変化しやすいため無理は禁物です。

登山をしない人でも二岐温泉方面までドライブすれば山深い天栄村の景観を感じられます。ただし道路状況や冬季の積雪など、羽鳥湖周辺よりさらに山間部へ入ることを理解しておきましょう。

温泉・食事・お土産で天栄村らしさを楽しむ

天栄村は観光スポットだけでなく、温泉と農産物、日本酒も旅行の目的になります。特に西部には二岐温泉や岩瀬湯本温泉などがあり、東部では天栄米やヤーコン、長ねぎなどの農産物を購入できます。観光地巡りだけでなく「泊まる・食べる・買う」を組み合わせると満足度が上がります。

温泉なら二岐温泉・岩瀬湯本温泉・天栄温泉を比較

天栄村で温泉旅行を考える場合、代表的なのが二岐温泉、岩瀬湯本温泉、天栄温泉です。それぞれ立地や雰囲気が異なるため、温泉地を一括りにせず、宿泊目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

二岐温泉は二岐山の麓、渓流沿いに宿が点在する山深い温泉地です。大丸あすなろ荘をはじめ、自然に近い環境で温泉を楽しめる宿があります。岩瀬湯本温泉は歴史のある山あいの温泉地で、昔ながらの温泉旅館に滞在したい人に向いています。天栄温泉は一軒宿の温泉で、静かな環境を重視する人の候補になります。

日帰り入浴に対応する宿もありますが、時間や休業日は変更されることがあります。温泉だけを目的に山間部まで向かう場合は、当日に利用可能かを宿へ確認してから出発する方が確実です。

天栄米・ヤーコン・長ねぎが代表的な農産物

天栄村の特産品として覚えておきたいのが、天栄米、天栄ヤーコン、天栄長ねぎです。天栄米は村の豊かな水と農地を生かして育てられ、食味を競うコンクールでも高い評価を重ねてきました。現地で自宅用のお土産を選ぶなら候補にしやすい商品です。

ヤーコンは見た目がサツマイモに似た根菜で、生鮮品だけでなく麺類や加工品などに使われています。道の駅ではヤーコンを使った商品に出会えることがあり、「天栄村らしいものを一つ買いたい」という人にも分かりやすい特産品です。天栄長ねぎも村を代表する農産物で、旬の時期には直売所で探す楽しみがあります。

農産物は季節によって品ぞろえが変わるため、特定の商品を必ず買えるとは限りません。反対に、その時期に収穫された野菜や果物を選べるのが直売所の良さなので、商品名を一つに絞らず売り場全体を見て選ぶのがおすすめです。

日本酒なら廣戸川と寿々乃井を覚えておきたい

日本酒が好きな人なら、天栄村には松崎酒造の「廣戸川」と寿々乃井酒造店の酒があります。農産物だけでなく、村の水や米と酒造りが結びついている点も天栄村の食文化を理解するうえで重要です。

廣戸川を手掛ける松崎酒造は天栄村に蔵を構える酒蔵で、酒名は村内を流れる川の呼び名に由来します。寿々乃井酒造店も長い歴史を持つ酒蔵で、天栄村には性格の異なる二つの酒蔵が存在します。

購入を目的にする場合は、道の駅などで扱っている商品を確認すると効率的です。ただし銘柄や容量によって在庫は変わります。車を運転する人は現地での飲酒を避け、お土産として持ち帰るか、宿泊先で提供される場合に楽しむようにしましょう。

二つの道の駅は場所と役割が異なる

天栄村には「道の駅季の里天栄」と「道の駅羽鳥湖高原」の二つの道の駅があります。同じ村の道の駅でも場所が大きく異なるため、旅行ルートに合わせて使い分けるのが便利です。

道の駅季の里天栄は国道294号沿いにあり、天栄米、野菜、加工品、地酒などを探す拠点として利用しやすい施設です。営業時間は9時から17時30分が基本で、第1水曜日が休業日とされています。食事処は別の休業日が設定されているため、食事目的なら確認が必要です。

道の駅羽鳥湖高原は西部の高原エリアにあり、羽鳥湖や周辺施設へ向かう途中の休憩場所として使いやすい立地です。季節によって営業時間が異なり、冬期には休業日も設定されます。二つとも立ち寄る場合は、東部から西部へ向かう往路と復路に分けると効率よく回れます。

アクセスとモデルコースは車移動を前提にすると計画しやすい

天栄村は鉄道駅が村内にないため、複数の観光スポットを巡るなら車が便利です。東北自動車道の複数のインターチェンジからアクセスできる一方、羽鳥湖や二岐温泉は役場周辺よりさらに西にあります。「天栄村まで」と「目的地まで」を分けて所要時間を考えることが大切です。

東北自動車道からは複数のインターチェンジを選べる

天栄村東部へは東北自動車道からアクセスしやすく、鏡石スマートインターチェンジ、矢吹インターチェンジ、須賀川インターチェンジ、白河中央スマートインターチェンジなどが選択肢になります。村公式の案内では、鏡石スマートインターチェンジや矢吹インターチェンジから村中心部まで比較的短時間で到達できます。

ただし目的地が羽鳥湖高原の場合、インターチェンジを降りた時点で到着ではありません。さらに国道や県道を西へ進む必要があります。二岐温泉なら羽鳥湖周辺より先へ向かうため、一日のドライブ時間にも余裕を持たせましょう。

カーナビには「天栄村」だけでなく、道の駅、宿、羽鳥湖、ブリティッシュヒルズなど具体的な目的地を設定するのがおすすめです。村域が広いため、自治体名だけで所要時間を判断すると予定がずれやすくなります。

電車利用では須賀川駅や鏡石駅から路線バスがある

公共交通でも天栄村へ行くことはできます。福島交通の路線バスが須賀川駅前、鏡石駅前、天栄村役場、湯本方面などを結んでおり、竜生・二岐線などが運行されています。ただし自家用車と比べると、時刻に合わせて行程を組む必要があります。

特に観光目的の場合は「天栄村役場まで行けるか」だけでなく、その先の目的地へどう移動するかを確認してください。羽鳥湖周辺の施設やブリティッシュヒルズなどでは、施設独自の送迎を利用できる場合があります。宿泊予約時に送迎の有無と発着場所を確認すると、公共交通でも計画しやすくなります。

路線バスは季節によって一部区間の行先が変わることがあります。二岐方面では冬期に運行区間が異なるため、過去の時刻表を使わず、旅行日の最新ダイヤを確認することが重要です。

日帰りなら東部から羽鳥湖高原へ抜けるコースが組みやすい

初めての日帰り旅行なら、午前中に道の駅季の里天栄へ立ち寄り、その後に羽鳥湖高原へ移動する流れが分かりやすいでしょう。東部の農産物と西部の自然を一日で体験でき、天栄村の地域差も実感できます。

  1. 午前に道の駅季の里天栄で農産物や特産品を見る
  2. 鳳坂峠を越えて羽鳥湖高原へ移動する
  3. 道の駅羽鳥湖高原または周辺で昼食を取る
  4. 羽鳥湖ややすらぎ橋を散策する
  5. ブリティッシュヒルズなど目的の施設へ向かう
  6. 夕方までに帰路へ入る

このコースなら移動方向がほぼ一方向になり、同じ道路を何度も往復する必要がありません。ブリティッシュヒルズで食事や体験を予定する場合は予約時間を基準に逆算してください。二岐温泉まで入れると滞在時間が短くなりやすいため、温泉まで行くなら宿泊旅行の方が余裕があります。

1泊なら羽鳥湖高原泊か温泉泊かを先に決める

1泊旅行では、宿泊場所を先に決めると行程を組みやすくなります。高原リゾートを楽しみたいなら羽鳥湖周辺、英国風の滞在を楽しみたいならブリティッシュヒルズ、愛犬連れならエンゼルフォレスト白河高原、温泉を最優先するなら二岐温泉や岩瀬湯本温泉が候補です。

例えば初日は道の駅季の里天栄から羽鳥湖を巡り、高原エリアに宿泊。翌日はブリティッシュヒルズや周辺施設を楽しんで帰ると、比較的ゆったり回れます。温泉泊なら初日に羽鳥湖を観光した後、夕方までに温泉地へ入り、翌朝は時間に余裕を持って出発する方法が向いています。

天栄村では観光施設の数を増やすより、移動時間を含めて一か所あたりの滞在時間を確保する方が現実的です。特に温泉宿やリゾートは滞在そのものが旅の目的になるため、チェックインを遅くしすぎない計画がおすすめです。

季節別の楽しみ方と初めて行くときの注意点

天栄村は一年を通して訪れられますが、同じ村内でも標高や地域によって気温と道路状況が違います。ドライブと自然観光をしやすい春から秋、雪景色や温泉を楽しめる冬では準備が変わるため、季節だけでなく「東部か西部か」まで考えて服装と移動方法を決めましょう。

春は桜と新緑、夏は高原の自然を目的にしやすい

春は東部の桜や田園風景から始まり、季節が進むにつれて西部の山や高原にも新緑が広がります。標高差があるため、平地と羽鳥湖高原では春の進み方が同じではありません。桜を目的にする場合は、訪問直前の開花状況を確認すると予定を立てやすくなります。

夏は羽鳥湖高原でアウトドアを楽しむ時期に向いています。キャンプ、湖周辺の散策、宿泊型リゾートなどを組み合わせやすく、標高の高い場所なら平地とは違った高原の空気を感じられます。ただし山間部でも日中は暑くなる日があるため、暑さ対策と水分補給は必要です。

夏休みや連休に宿泊施設、キャンプ場、体験プログラムを利用する場合は、当日探すより早めに予約した方が安心です。食事付きプランか、周辺で食事を取る必要があるかまで確認しておくと現地で困りにくくなります。

秋は羽鳥湖周辺と二岐方面の紅葉ドライブに向く

秋は天栄村の山間部を訪れたい人に適した季節です。羽鳥湖周辺、やすらぎ橋、二岐温泉方面では、標高差のある山々が徐々に色づきます。湖、高原、温泉を組み合わせたドライブコースを作りやすい時期です。

ただし紅葉は毎年同じ日に見頃になるわけではありません。標高が高い場所から色づきが進むため、東部ではまだ早くても二岐方面では見頃になっている場合があります。逆に羽鳥湖で見頃を過ぎていても、標高の低い場所では紅葉を楽しめる可能性があります。

紅葉シーズンの週末は通常より移動や駐車に時間がかかる可能性もあります。立ち寄り場所を詰め込みすぎず、湖畔散策や温泉など一つの目的に時間を取れる計画にすると落ち着いて楽しめます。

冬は西部の積雪と路面凍結を前提に準備する

冬に最も注意したいのは、西部へ行くほど積雪や凍結の影響を受けやすくなることです。天栄村西部は東部と気候が大きく異なり、山間部では積雪量が増えます。晴れていても日陰や橋の上、早朝・夜間には路面が凍結している可能性があります。

羽鳥湖高原、湯本、二岐方面へ車で向かうなら、冬用タイヤなど雪道に対応した装備を前提に考えてください。天気予報だけでなく、道路情報と宿泊施設周辺の状況も確認すると安心です。雪道運転に慣れていない場合は、無理に山間部まで自分で運転せず、宿の送迎が使えるか相談する方法もあります。

なお、過去の観光情報には冬のスキーに関する紹介が残っている場合がありますが、施設の営業状況は変わることがあります。特定のスキー場や冬季レジャーを目的に訪れる場合は、過去の記事だけで判断せず、そのシーズンの営業状況を確認してください。

営業時間・日帰り入浴・道路状況は訪問直前に確認する

天栄村旅行で失敗を減らすには、営業時間と道路状況を直前に確認することが重要です。都市部のように飲食店や観光施設が密集している地域ではないため、「着いてから別の店を探せばよい」と考えると、移動距離が大きくなる場合があります。

特に確認しておきたいのは次の項目です。

  • 道の駅や飲食店の営業時間と定休日
  • 温泉宿の日帰り入浴受付時間
  • ブリティッシュヒルズなど目的施設の利用条件
  • 宿泊施設のチェックイン時間と送迎条件
  • 羽鳥湖・二岐方面の天候と道路状況
  • 公共交通利用時の最新時刻表
  • 登山やキャンプをする場合の施設営業期間

予定変更に備えるなら、東部では道の駅季の里天栄、西部では道の駅羽鳥湖高原を休憩拠点として考えておくと便利です。天栄村は目的地同士の距離があるため、営業時間を一つ確認するだけでなく、その前後の移動時間まで含めて計画しましょう。

まとめ

福島県岩瀬郡天栄村は、東部の田園地帯と西部の羽鳥湖高原・山岳地帯という異なる景観を一つの村で楽しめる地域です。初めてなら羽鳥湖、ブリティッシュヒルズ、道の駅を中心にすると回りやすく、温泉重視なら二岐温泉や岩瀬湯本温泉、愛犬連れならエンゼルフォレスト白河高原が候補になります。天栄米、ヤーコン、長ねぎ、日本酒なども見逃せません。村内は東西に長いため、観光では車移動を基本にし、冬の積雪、施設の営業時間、日帰り入浴や公共交通の最新情報を確認してから出発すると安心です。